2月といえば、やはり北京オリンピック。
皆さんは見ましたか?
私は特に、
スノーボードで金メダルを取った平野歩夢さんに
目を奪われた北京オリンピック。
平野歩夢さんってどんな方なのだろう?
と思い何となくググっていたら、
彼のひとつの言葉が目に止まった。
「頂点を目指すためにやりたいことを捨てて、自由がきかない不自由な場所に自分を追い込んでる。」
さて、
こんなにも追い込める人間はどれほどこの世にいるのだろう?と感じたと同時に、
マズローの欲求5段階説を思い出した。
このマズローの欲求5段階説とは、心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階に理論化したものだ。
要は、人間には5段階の欲求があると仮定し、
1つの欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を説いている。
5段階欲求をピラミッドスタイルで積み上げていくと、
1番下から、生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求。
しかし実はこのさらに上に「自己超越」の段階があると晩年のマズローが発表している。
自己超越とは?
目的の遂行・達成のみをピュアに求めるという領域を指し、自我を忘れてただ目的のみに没頭する様を指し、また、この領域に達することができるのは全人類の2%程度とされている。
ハッとした。
まさに、彼の言う
「頂点を目指すためにやりたいことを捨てて、自由がきかない不自由な場所に自分を追い込んでる。」
なんだ。
それが世間から見たら天才であり、
また、だからこそ彼が彼であるんだと妙に納得した。
もっとも、すばらしいの一言に尽きるのだが。